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浦和宿~鴻巣宿 [中山道六十九次]

平成25年5月5日に中山道の歩みを進めたその記録。
1月4日に中山道最初の一歩を踏み出してから4か月ぶりに歩いた。
今年のゴールデンウィーク後半4連休の3日目、前回中断地点の浦和から目指すは鴻巣宿。
7時過ぎに起床し、8時過ぎに出ても9時過ぎにスタートできる。東海道の最後の方は9時過ぎに開始するには4時過ぎに起床し、5時過ぎに家を出てようやくだったというのに。まあ中山道も歩いているうちにそうなるのだろう。
9時18分、前回中断した地点からスタート、良い天気である。
歩き始めてすぐに市場通りに差し掛かる。戦国時代から昭和の初期まで毎月2、7日に市場が開かれていたそうである。農婦が野菜を売る姿が。
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さすがに浦和レッズの地元だけあって、街道沿いには旗が続く。
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与野を過ぎたあたりに松の木が1本残っていた、昔の名残であろうか?
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さいたま新都心の手前からケヤキ並木が続く。ケヤキは埼玉県の木だそうだ。
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大宮は氷川神社の門前町として栄えたところで、鳥居と並木が続く。
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大宮では最近調子がいいという大宮アルディージャの旗が街道にはためく。
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大宮宿から江戸から5番目の上尾宿までは7.8キロ、上尾宿は大火に見舞われたこともあり、屋根の上に鐘馗(しょうき)様を掲げて魔除けにしたそうである。
上尾駅を過ぎたところの一角に、復活された鐘馗様を見ることができる。
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上尾宿から桶川宿までは3.7キロと短い。桶川宿はかつて紅花の産地であったそうで、また昔の建物がよく残っており、昔旅籠であった武村旅館は今でも泊まることができるそうである。
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そのほかにも古い建物がたくさん、また和宮降家の際にも利用された本陣跡にも一部遺構が残っている。
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<本陣跡>
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桶川の中山道宿場館では様々な資料が展示されており、訪れた時にはガイドの方が詳しく説明してくださった。

宿場館から北に行った歩道橋の橋脚に桶川一里塚跡の記載があった。そしてなんと、英語での一里塚の説明まであったのである。とても興味深い。
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【看板の和文と英文】
「一里塚は江戸日本橋を起点として、一里(約4km)ごとに塚を築き、旅の道しるべとしたものです。
桶川宿の一里塚は、この付近の中山道の両側にあり、塚の上には杉が植えられ、その根元には石の妙見菩薩が祀られていました。
この一里塚は、明治9年(1876年)に取り壊されました。」

″Ichiri-duka are signs like path markers for travelers during the Edo Period. These signs were built every Ichiri(about 4km) from Edo’s Nihon Bridge.
Ichiri-duka in Okegawa were on both sides of Nakasendo Avenue. Japanese cedars were planted on the Okegawa mounds and Myoken spirits were enshrined beside the roots of the trees.
The Ichiri-duka were torn down in 1876, in the 9th year of Meiji Period.″

桶川宿から鴻巣宿までは7.2キロと少し距離があるが、途中の北本にはかつての宿場の跡がある。もともと北本宿があったのを、慶長7年(1602年)に鴻巣に移したそうである。
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鴻巣市に入ったあたりから人形屋が多く軒を連ねる。江戸時代より雛人形の産地として栄えたそうで、江戸十軒店、越谷と並び関東三大ひな市とされたそうである。
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<鴻巣宿本陣跡>
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16時過ぎに鴻巣駅前に到達、まだ日は明るいが無理をせずここまでとした。
この日は天気も良く、少し日に焼けたが爽快な中山道であった。
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5月5日歩いた距離  23.8キロ
草津宿まで残りあと  459.9キロ
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