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Lの経済圏への投資 [investment]

9月19日に日経平均がリーマンショック後の最高値を更新、ここ最近の円安の流れも加わり当面のマーケットを楽観視する見方も増えているが、地政学リスクも顕在化するなど株式市場はこの先どう動くのか、非常に読みにくい。
ここまで上がってしまったらなかなか個別銘柄に手を出しづらいなと考えていたところ、少し前に読んだ『なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略』(冨山和彦著)を思い出した。
この本はとても面白く、グローバル(G)経済とローカル(L)経済へのアプローチを実に分かり易く整理してくれている。
いろんなところで語られたり報道されたりするときにどうしてもグローバル企業の動向が注目を惹いてしまうのだが、実のところ飲食、介護、交通などのサービスの提供や消費は大部分はローカル経済圏で完結しており、グローバル経済だけを見ているとトレンドを見誤ってしまう。
円安の効果はなかなかローカル経済への恩恵をもたらさず、トリクルダウンは起きにくい。
ならばと、Lの経済はどうあるべきか、実に明快に記されていて興味深い。
この著作をヒントにローカル銘柄にも目を向けてみようかと思ったのである。
今後スーパーリージョナルバンクへの再編が予想される地銀、観光産業、国内交通、国内サービス業など、このあたりをスクリーニングしてみようかと思う。

アベノミクスの効果で時間稼ぎしてる間に根本的な改革を行っていくことが今の日本経済にはとても重要、そうした観点でこの先物事を見てみよう。

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『なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略』 (冨山和彦 著、PHP新書)
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