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中国通信vol.9 (春節2) [中国]

今日1月23日は旧暦正月、北京はとても静かな朝を迎えている。

この新年を迎えるべく、拙者宅でも一昨日から急拵えで準備に勤しんだ。
まずは玄関の扉に「福」の字を貼り、福を呼び込む準備。貼り方は2通りあるが自分は逆さまに貼った。
「福が家にやってくる」は漢字で書くと「福到家(フー・ダオ・ジャー)」、「福が逆さまである」は「福倒着(フー・ダオ・ジャ)」と、「到」と「倒」の発音が同じ。逆さまに貼ってあるのを見た人が、「フー・ダオ・ジャ」ということで、福が自宅にやってくるというわけだ。もちろん正しく貼ってもご利益はあるとのこと。
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そして大晦日、年越しを迎えるべく買い出しに。本当に車も人も少ない。
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イトーヨーカ堂で大量に食材を購入、この時期食堂も休んでいるところが多いので困らないように。DSC05274.JPG

中国の家庭では夕方から家族そろって年越し番組を見るそうだ。そのため内容は歌もあればマジックに雑技、漫才まで幅広い年齢層の人が楽しめるようになっている。
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テレビを見ながら夕食を取るのだが、このとき絶対に欠かせないのが餃子。
中国では餃子は主食の一つなので、おかずと餃子なのである。
普通は自宅で皮から作っていくのだが、さすがにそこまでできないので冷凍餃子を購入、これもたくさん種類がある。
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この餃子、夕食時に食べる以外にもう一回食べる。午前0時、つまり年越しの瞬間だ。
「旧年的0点」と「新年的0点」が「交(ジャオ)」じるので、その瞬間に「餃子(ジャオズ)」を食べるというところから来ているとか。中国語は韻を踏むというが、何とも面白い。
小生もこれにあやかり、2度食べた。
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<夕方からビル壁面に巨大な時計が現れた>
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そして最大の楽しみといえば爆竹と花火。数日前から到る所に仮設の販売小屋が建てられ始める。
自作の爆竹や花火で怪我をする人が後を絶たず、一応現在はこうした政府の許可するところで購入したものしか使用できないようにはなっているようだ。そして点火できる場所と時間は厳しく決められている。違反すると罰金も科せられる。しかし待ち切れずに買ってその場で点火する人もいた。
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辺りが暗くなるとそこら中で花火が上がり始めるが、クライマックスは年越しを挟んだ1時間程の間。見たことのある人からは「まるで戦争のようだよ」と言われていたが、まさかとは思ったが想像を絶するほど、昼間のように明るくなる。
しかも至ることろで無数の花火が。隅田川と東京湾と多摩川の花火大会を足して10を掛けて3乗
したような感じ。これはもう、驚くとともに笑うしかなかった。「新年快乐!」
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今週いっぱいは完全に休み、明日からしばらく旅行に出る。
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