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中国通信vol.8 (春節) [中国]

いよいよあと1週間に迫った「春節」、今年は1月23日である。
中華人民共和国をはじめ、中華圏では1月1日つまり元旦よりも旧暦の正月である「春節(チュンジエ)」の方が最も重要視される。

12月にはあまり正月の雰囲気を感じさせないここ中国も、流石にこの時期になると新年を迎えるための準備で何処も彼処も大忙しである。
看板の掛け替え、街路灯への飾り付け、爆竹を販売するための仮小屋の建設などなど。
人々の気持ちも段々と心ここにあらずの状態になってきている。学校の先生だってそうなのだ。
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さて、春節はどのように過ごすのであろうか?
北京をはじめ大都市には地方からの多くの出稼ぎに来ている人々がいるが、春節は自分の「老家(ラオジャー)」に戻るのである。22日の大晦日は老家で家族とともに過ごすのが習わし、そして皆で新年を迎えるのである。
それ故にこの時期は中国国内で物凄い大移動が起きるのである。「火車(フオチャー)」(日本でいうところの長距離鉄道)の切符を求めて熾烈な争奪戦が繰り広げられる。しかも日本と違って直前まで販売されず、取り扱える業者も限られる。もしも指定席や寝台をとれないとずっと立ちっ放しということに。北京から内蒙古などへは26時間かかるのだから本当に辛いだろう。私の通う学校にもチケットは買えたが10時間立ちっ放しという先生がいた。それでも何倍~何十倍もする飛行機で帰るよりも良いのだそうだ。
21日等は本当に混むので、もう16日くらいからさっさと長期休暇を取って帰ってしまう人もいるようだ。

これだけの大移動が起きると何が起こるか?
そう、労働力不足である。高級ホテルやレストランでさえ、人を確保するのが大変。サービスを落としたり、休店とするレストランも出てくる。
本当にそれだけ大切にされているのだろう。

ところでこの春節にまつわるいろいろな面白い話、噂がある。
中国ではこの時期だけ爆竹への点火が認められるのだが、22日から23日に変わる時に一斉に花火や爆竹が始まり、北京の空が真っ赤になるとか、窓を開けていると隣のマンションから放たれたロケット花火が入ってきて危ないとか・・・
今年は何とも幸いなことにこの瞬間を北京で迎えられることになった。
うーん、本当なのか?これは実に楽しみだ。

今、中国は忘年会ラッシュ、旧暦だから今は年の瀬なのである。
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